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ディンプルちゃん計画 2016.12.10sat

ネットでキャブレータ内部にディンブルを彫るとゴルフボールと同様の効果があり、流速が促進されて燃焼効率があがるという記事を見る。手元にはリューターもあることだし、ひとつやってみようと行ったのが今回の事例。果たして体験者の“すごーい”“たーのしー”というコメントを自分の中から発することはできるのか?
紙型 4気筒分のディンプル加工用位置決めシート PCでディンプル彫りのガイドシートを組みプリンターで出力。穴の径、数、彫り場所についてはデータがなく加工は自己責任。やり直しがきかないのでインシュレーター部分の下半分のみ加工することにする。3mm径の浅彫りで1気筒28個を彫り込み。加工自体はアルミ素材なので容易。一番手間取ったのはキャブレータを車体に戻す時だった。
キャブアップ これだけで性能が激変すればメーカー標準、あるいはスペシャル仕様には加工済みのはずであろう…… 結果、体感でなくメーター上で変化が認められたのは、トップ5000〜6000回転時に通常より5キロほどメーターの針が上向きになった事。ただしプラグやステム、ホイールベアリングにドライブチェーン交換後の高速走行だったので、実質駆動周りの抵抗低減の恩恵が大きいと思う。

あっけなくまとめ

プロの技術屋ならまだしも、知識や資料もない素人がいじった所で性能激変とは遠い所にある今回の加工事例。変化はあっても向上につながるかは運次第。出力特性と関連づけられるディンプルポジションマップが普及しない限り、自己責任以上の拡がりは望めない。まずはディンプル効果の実証がゴマンと公表された後に手をつけるのが無難というのが今回の教訓。純正パーツが消えていく絶版車でやるのはリスクが多すぎる…… そもそも現行車はキャブじゃないか。
(2017.4.25記)
m e m o
スプロケ
片道切符
去年ドナドナで運ばれたトラブルは、ドライブシャフトの溝が摩耗し、スプロケットにすき間が出来ての空回りが原因。一悶着あった後、シャフトにスプロケットを溶接する荒療治で決着。交換もままならない仕様は寿命を縮めるだけなので、乗り続けるための岐路に立った時にあきらめへ寄与してしまう。
まだ中古エンジンは市場に流れているものの、心臓移植するだけの器量が数年後もあるかは自信がない。
ハンドルカバー
コスパ最高アイテム
冬の走行で助かったのはバイク汎用ナックルガード (1845円)。不格好承知でつけた分、効果はてきめん。指先の冷えが大幅に低減されたので来期も使用決定。取り外しがバリバリとうるさいマジックテープ止めのニーウォーマー(4238円)と併せ、寄る年波には抗えないものである。次は防寒インナーであろう。
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