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足りない熱量は文明の利器で

ハンドルカバーの効用が十二分に感じられた昨年の冬。今年の冬も装着し、寒風からのプロテクトに活躍。されど外気自体の冷たさが代謝が落ちていく50代の身にはチトつらい。
 そこで初めてグリップヒーターを購入。安さ優先のヒーターとコインケースに収まる小型モバイルバッテリーを入手。ひと冬越えれば御の字程度の気持ちで導入。
正面アングル
Iztoss USBグリップハンドルウォーマー ¥1,600
モバイルバッテリー:Anker PowerCore 10000 ¥2,599
2A以上推奨なグリップヒーターへモバイルバッテリーから2・4Aの給電。革グローブ全体を温めるだけのパワーはないが、指先の冷えを押さえるだけの熱は伝わってくる及第点。これ以上のぬくぬく感を求めるならもう少しグレードの高いアイテムを選択すればいい。
  バッテリーは20キロ程度の移動で4つあるインジケーターがひとつ減る程度。市街地の移動なら余裕の電池容量。5000円弱のシステム構成を考えれば納得の効果。
左アングル 密閉タイプのハンドルカバーを使用すれば保温効果はさらに期待できる。カブ系やスクーターならそれも良し。カタナでそれは野暮すぎる。いまの所電熱利用の保温手段しか思いつかないが、せっかく高熱源体の内燃機関を備えているのだから光ケーブルならぬ熱伝導ケーブルみたいな素材が開発されたらぜひ組んでみたいものである。
m e m o
アイテム一式
当然のカスタマイズ
ポン付けだとグリップ径が大きくなるのと必要以上に長いケーブルの取り回しが問題になるため、ハンドル長に合わせてケーブルをカット、スポンジ状のシートから発熱フォルムを取り出し薄地の生地でシートを作り直し。
結果グローブ越しにでも伝わるゴワゴワっとした仕上がりとチープさが更に増した外見が出現。それでも握りにくくなるグリップ径はグンとノーマルに近づいた。作りが単純故のいじりやすさは敷居が低く、いじり好きには格好のアイテムである。
全体図

春の初めのとりまとめ

バイク向けの防寒グッズ、そのゴールは宇宙服にたどり着く。身をさらして走る以上、肌と外気の間を密閉するのが最良の策。そこを100とすればなんともみみっちい対応。例年防寒対策を必要とするのはおおよそ12〜2月。今年はこれで乗り越えられたが、さて来年はどうなることやら。
(2018.3.6記)
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