【遊星的行状】 Lovetacos 023
対数螺旋物体への挑戦
海洋性フィギュア製作篇01
2011.12.3 sat→2012.1.2 mon

立体写真  版権申請分がすべて撃沈されてしまい、急遽繰り上げで作る事にしたのはまたオリジナルフィギュア。成人エリア参加なので当然といえば当然やしれん。モチベーション低めなのでサクッと進めてブース卓をにぎやかせれば幸いである。
 数年前、長崎県平戸市の海浜イベントから持ち帰ったサザエの殻がずっと机にあって“これに女体と組み合わせたモデルが作れないかのぅ”と心の棚にメモ書きを置いていたのが始まり。具体化を考えずほっといた対象に火をつけるのは存外に難しく、せっかく得た“毎日が日曜日(に、してもいい状態)”を浪費する結果に……orz さてどうなるか?

写真:サイズ検討用の紙差しモデル。これが完成形ならどれだけ楽だか……楽しいと楽はどこまでも反比例
原型までのあらすじ
2011.12.3 sat〜12.12 mon
 つらつら描いて構図探し。上半身とサザエのつながりが
腑に落ちないまま進める。サザエの形状を把握しなままつ
なげているので、人魚のミイラみたいなアンバランス結合
になってしまう。
 女体部分が大きすぎるなぁと思い、
それよりもポージングがしっくりこ
ないのが悩みの本丸。市県民税の申
告計算みたく手間がかかってしょっ
ぱなから行き詰まり感。
 この時点から今に至るまでサザエ
の方はどうやって複製パーツ
にしたものか問題を先送り中。
本モデルはディスプレイベー
スとなるサザエの複製如何が
互いを引き立てるであろう。

サザエというトゲアイテムは
ガス生命体グラスや松本式突
起型棍棒のゴム型分割が応用
できるかという想定まではできるものの、螺旋という
階段状のねじれがあるので分割線を考えるとゴチャゴ
チャになってしまうのが現状。

 
倒立発見カット
サザエニクス的転回
2011.12.12 mon
 サザエをいろんな角度からスケッチしていた時、棘が脚の役目をはたして口の部分が上を向くポジションを見つける。そこに女体を乗せてみると寝そべるよりも自由度がある。無理矢理腰を曲げなくても上半身をさらす事ができる。ようやく落ち着き先が見えた。
 自分なりの解答や解釈へたどり着ければオリジナルガレキは半分成功と言えるのではないか。残るは立体化への行程。
埋め草

ポーズスケッチ
箸持ち発見
手持ちぶさた解消
2011.12.17 sat
 基本構成は固まり、なおもスケッチを続けていくと手のやり場に困ってきた。ここは連想ゲーム、サザエなら刺身だろうというイージーな流れで両手をふさぐ。
 描いてるうちにショートカットになってしまった。嗜好もあるが“劇場版とテレビシリーズは手間が違うのだよ”という無意識の逃避行動が働いているのやしれん。

わさび箱は作る予定なし……でも紙でいいんだよなぁこれは。興味のリミットが限界点を超えるかの問題として留めておこう


箸持ちスケッチ
締めカット
前へ前へと暦は進む
 デッサン置いてきぼりのまま進めた原型着手までの変遷は終了。サザエの螺旋っぷり理解するのが難しくてたまらない。これに立体変換の誤差が生まれるのは経験済み。望むべくはブレの方向が偶然の産物にたどり着くのを祈るのみ。原作と似てなくてもアニメ化されたキャラに魅力が産まれるように……はいかないか。それはアニメーターの実力だ。

 「参加毎に新作」の看板だけはアマチュアディーラー活動の矜持として全うしたい。年2回の出展。仕込み期間は十分にあるのだから。
 本来オリジナル指向のディーラーではないのはこれまでの製作記をご覧いただければおわかりであろう。漫画やアニメのパロディ描くのと版権モデルを作る行為は等価。世に放たれた作品を自分がどう受け止めて日々の糧にしたかを表明する窓口が異なるだけである。
 いい歳した大人が思いのままに作ったものを持ち寄ってファン同士が集う場所——企業ブースが増えて完成品モデルが当たり前になっても自分のワンフェス観は参加した最初の頃とブレがない。

 次は実製作篇。毎度のごとくワンフェス終了後に更新予定。真白きスケジュールの地平へかけ進む公私混合活動の顛末を待たれよ。(2012.1.4記)