承 前
ガス生命体グラスという名称は、陶磁器立体サークル「藤本窯」が、ワンダーフェスティバルへ出品する際、便宜上つけたものである。ただし、正式な名称は原典である『宇宙戦艦ヤマト』でも未設定であるので「ラブタコス」モデルでも踏襲する事にした。(ヤマトの設定資料集には“デスラーインテリア”の項にグラスとだけ明記してあるが、これだと通称総統グラスと呼ばれるバージョンと区別がつかないのでコードネームは必要であろう)。「藤本窯」モデルについては、こことかここなどのPDF資料を参照されたい。「ラブタコス」モデルのイメージは、「藤本窯」モデル発表前の妄想段階で既に述べているので詳細は省かせていただく(要は手頃なサイズの透明でトゲの映えたワイングラスとゆーイメージ)。
サークル「藤本窯」から個人ディーラー「ラブタコス」への移行に際し、是非作っておきたいと思った。いわば“色々あった事へのトゲ抜き”行為と思っていただきたい。にもかかわらず、飲食用の素材は使用せず、飲もうとしても口の横からこぼれる形状はイジル訳にもいかず、最初から“飲用不可グラス”という徒花の道を歩むアイテムなのだった。ガラスを扱えるディーラーの出現なくして、このアイテムに決定版はあり得まい。
2004.4.18 sun → 4.20 tue
原型製作はいたって原始的で、ファンド粘土をミミズのように伸ばし、クルクルと巻いて作る小学生の工作みたいな方法を採用。対称チェックは切り出したスチレンボードをあてて確認、おおまかな回転体を組み上げる。水混ぜすぎたせいでフニャニャの粘土は一気に上まで巻くことが出来ず、半乾きの状態で日を置いて重ねていった。
2004.4.25 sun
土台が出来たら、粘土を盛ってはペーパーがけして表面を平滑にしていくという作業の繰り返し。乾燥後のひび割れや粘土巻いていった時のスキマなどが至るところに見られた。自重でたわみ、寸法あわせした後でカーブが変わってたりと、粘土原型の手間を味わう。
2004.5.1 sat
グラス部分の盛り上げまで終了。指先センサーで測っているので、均一な厚みはない。透明樹脂で抜いた時にすべてが判明する。脚部分は1本原型作ってレジンで複製、作図した紙に合わせて並べてファンド粘土を中央に盛り、あとはひたすら削って磨いて整えた(6月18日現在、作り直したものを同様の方法で制作中)。
2004.5.2 sun
左上はパーツ一覧。トゲ部分は鉛筆を軸にし適当な量の粘土を巻いて不揃いなサイズを6本作成。グラス部分に当ててみるとギュウギュウ気味だったので5本仕様にする。(設定画だと反対側にもう1本隠れていると思う。要はめんどくさがってトゲ作り直すのをためらったのだ)現在判っているのは、藤本窯モデルが「キャラホビ」というイベントの版権審査で弾かれた為、WFに申請しているコイツも不許諾になる可能性が高いという事。シリコーン型をどう分割して作れば抜けるか白紙状態という事。結果は7月。白くまがおいしくなる季節を待たれよ。
(2004.6.19記)