もたもたなるにちじょう WF2006[冬]作業経過報告
いや、本当に応えられてないから大変である。
ザ・ペーパーへの道は遠い。
レジンキット版を生産終了した理由は簡単、“パーツ抜くのがイヤだイヤだイヤだぁ〜”とゆーストレスからである。複製という反復作業から魅力を見出すのは困難だった。その辺ご了承いただきたい。で、紙モデルへの転進を図った訳である。
そのメリットは注型作業を必要としない事に尽きる。プリントするだけでパーツが揃う簡便さは悪魔のささやき。理論的にはガシャポンから乗用車スケールまで出力が可能。紙はデータモデルのメリットを最大限に活かせる素材であろう。
今回はスケールモデルを念頭に置き全長1メートル、それでも縮尺は54万分の1というガンド・ロワならでわのスケールで製作している(写真は版権申請用に撮影したもの)。このサイズならモールドも自分で彫ることができる(まぁこの部分が一番の重労働なため、いまいちノリが悪いのであるが)。
ボカシや水彩表現もできる紙の特徴を活かせるし、ポスターカラーでアニメ同様の色合いもつけられる訳だ。そんなテクはないけれど。完成すれば、ペーパークラフトとレジン仕様の中間に位置するすき間モデルになると予想している。にしてもモールド、振り向けばモールド、どっちを向いてもモールド、どこまでいってもモールド。本作業に入るのが怖くてたまらないのであった。
申請写真用のモックアップ。本番は張り込んだプリント面を彫っていく地獄の日々が待っている。
ザ・ペーパーへの道は遠い。
紙ガンド・ロワ覚え書き
(劇場版伝説巨神イデオン発動篇より) イラストボード製組み立てキット予定レジンキット版を生産終了した理由は簡単、“パーツ抜くのがイヤだイヤだイヤだぁ〜”とゆーストレスからである。複製という反復作業から魅力を見出すのは困難だった。その辺ご了承いただきたい。で、紙モデルへの転進を図った訳である。
そのメリットは注型作業を必要としない事に尽きる。プリントするだけでパーツが揃う簡便さは悪魔のささやき。理論的にはガシャポンから乗用車スケールまで出力が可能。紙はデータモデルのメリットを最大限に活かせる素材であろう。
今回はスケールモデルを念頭に置き全長1メートル、それでも縮尺は54万分の1というガンド・ロワならでわのスケールで製作している(写真は版権申請用に撮影したもの)。このサイズならモールドも自分で彫ることができる(まぁこの部分が一番の重労働なため、いまいちノリが悪いのであるが)。
ボカシや水彩表現もできる紙の特徴を活かせるし、ポスターカラーでアニメ同様の色合いもつけられる訳だ。そんなテクはないけれど。完成すれば、ペーパークラフトとレジン仕様の中間に位置するすき間モデルになると予想している。にしてもモールド、振り向けばモールド、どっちを向いてもモールド、どこまでいってもモールド。本作業に入るのが怖くてたまらないのであった。
地球覚え書き(宇宙戦艦ヤマトより) レジンキャスト製完成品アイテム予定
アニメ者として四半世紀。WFに参加し立体化に繋がるほどのビジュアルインパクト受けたのは、70年代後半からせいぜい80年代中頃までの短期間という事実を知った。今はまさにその時の貯金で食っているようなもんである。 残高も少なくなったなぁ……という訳で、あの娘(遊星爆弾)が降っていた〜真っ赤な〜地球儀〜の製作になった次第。遊星爆弾が降り注ぐ赤い地球の図というのは、ガンダムが大地に立っても人類補完計画が発動してもハイウェイの向こうからお城がせり上がってきても、制服の女子高生がロボのコックピットに乗り込んでいようとも揺るがないセンス・オブ・ワンダーの名画である。その地球を遊星ランプで得たノウハウを織り交ぜ作ってみる。
まず地球のモールド、地表の作成。これは舟型と呼ばれる球形地図のデータをネットで拾い、上図のような型紙を作成した。ありがたやネット様。
地球本体はガシャポンの透明ケースを繋げてファンド粘土でコーティング。そこに型紙を被せて大陸をなぞり、海と大地を彫り分けていった。
と言ってもまだクレーターも入れてない未完成状態。クレーターの彫り方がまだ固まっていないのである。先に遊星爆弾状のデコレーションランプとディスプレイスタンドの複製が進行中(11月26日現在)。
このモデルの肝になるのは色の再現にあると予想している。『ヤマト』を語るときの必須要素に美術の問題がある。キャラクターやメカデザイン同様、文字通り作品の色合いを決定づける背景美術の印象が、初代以降まるで違う事はご存じであろう。セル絵の具の色味も同様、全体に冷た目の配色になり、全然馴染めなかった。なんというか、ダシが和風から洋風に一変したかのような抵抗感をいまだに持ち続けている。デコレーションランプの発色も同様に劇中の透過光、いや脳内に記憶された色味に近づけるのが、作品を追体験できる道になろう。
夏フェスからあっという間に三ヶ月を消費してしまった、もっと時間詰めてやれたんじゃないかと思っても後の祭り。工作スキルより更に低いスケジュール管理能力にうろたえる日々である。
テンション上がらない日々なるので更新も後追いになってしまうが、次の更新を待たれよ。冬フェス終わってたりして……ありえるな。
(2005.11.26記)
付記 ラブタコス・夏フェス05 モデル製作コスト (消費税入れたり入れなかったり)
スパチュラセット
木の棒(3ミリ)
真鍮線(0.8ミリ)
ピンバイス
ピンバイス
極細ドリル刃
鬼目やすり
紙コップ×2パック
エッチングソー
真鍮線(0.6mm)
真鍮線(1.2mm)
葦ランチパック×2
マスキングテープ
マスキングテープ×2
両面テープ×2
木の棒(3ミリ)
真鍮線(0.8ミリ)
ピンバイス
ピンバイス
極細ドリル刃
鬼目やすり
紙コップ×2パック
エッチングソー
真鍮線(0.6mm)
真鍮線(1.2mm)
葦ランチパック×2
マスキングテープ
マスキングテープ×2
両面テープ×2
3800
100
80
840
1365
1050
1659
200
1260
60
120
210
367
462
200
100
80
840
1365
1050
1659
200
1260
60
120
210
367
462
200
梱包テープ×3
ドリル(1.5mm)
瞬着
リキテックス(ニュートラルグレー8)
旭化成ワッカーシリコーンRTV2 M8012×11
造形村シリコーン×2
ウレタン技研GKキャスト ノンキシレンタイプ×2
平泉洋行ハイキャストホワイト
ほいく粘土×4
ユウビ造形離型剤
HSシリコングリーススプレー
エポキシ樹脂Z-2/H-07 500gセット
エポキシ樹脂Z-2(主剤)200g
エポキシ樹脂Z-2/H-07 140gセット
TOTAL
ドリル(1.5mm)
瞬着
リキテックス(ニュートラルグレー8)
旭化成ワッカーシリコーンRTV2 M8012×11
造形村シリコーン×2
ウレタン技研GKキャスト ノンキシレンタイプ×2
平泉洋行ハイキャストホワイト
ほいく粘土×4
ユウビ造形離型剤
HSシリコングリーススプレー
エポキシ樹脂Z-2/H-07 500gセット
エポキシ樹脂Z-2(主剤)200g
エポキシ樹脂Z-2/H-07 140gセット
TOTAL
300
100
336
260
68872
5250
5522
3549
924
1730
280
3200
2200
1350
105,646
100
336
260
68872
5250
5522
3549
924
1730
280
3200
2200
1350
105,646
売り上げ引いた差額は書類上で6万ほど。遊びに使ってるので赤字ではない。為念。複製コストの大半は型のシリコーンゴム。原材料を能率よく使えばもっと安く上がるだろう。
スパチュラ、常用してるのはセットの中の1本切り。もったいね〜
スパチュラ、常用してるのはセットの中の1本切り。もったいね〜